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Interview
SDGsの先駆者に訊く

Re:toucher 55
地域に愛されないと、
持続可能にはなれない。

日本水機工株式会社(岐阜県瑞穂市)

代表取締役社長 綾城 光男さん
インタビュアー Re:touchエグゼクティブプロデューサー 田中 信康
SDGsターゲット
  • 05 ジェンダー平等を実現しよう
  • 08 働きがいも経済成長も
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
※このターゲットはRe:touch編集部の視点によるものです
ウォータージェット工法による補修工事や解体工事をされている日本水機工。2018年の創業からわずか数年で、「清流の国ぎふ」SDGs推進ネットワークのゴールドパートナーに登録されただけでなく、ワークライフバランスや健康経営をはじめとする働き方改革などの認定を立て続けに取得されている。
2021年からは、朝日大学法学部の学生たちの力を借りて、子ども食堂「みずいろ食堂」を瑞穂市で運営。プロバスケットボールチームの岐阜スゥープスとコラボしたバスケ体験を開催したほか、朝日大学ラグビー部と連携したイベントも検討している。
今回は、「地域に愛されないと持続可能な会社になれない」と語る、日本水機工の綾城光男社長にお話を伺った。
■ウォータージェット工法
超高圧水ポンプで200~300MPaまで加圧した水を、小口径のノズルから噴射する超高速水流で、コンクリートなどを粉砕・除去する工法。削抗やはつり、表面処理、塗膜剥離などが施工できる。エネルギー密度が高く、劣化したコンクリートだけ破砕が可能。 低振動、低騒音、無粉塵、温度上昇がないなども、大きな特長となっている。

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ウォータージェット工法で、
2018年に独立。

田中:今回は、ウォータージェット工法で高速道路などの補修工事や解体工事をされている日本水機工の綾城光男社長にお話をお聞きします。ところで、ウォータージェット工法ってどんな工法なんですか?

綾城:超高圧水でコンクリートを削ったり切ったりする技術で、6~7年前から注目を集めるようになりました。従来の工法と比べて工事単価が高いのですが、振動や騒音が小さいので住民のみなさんにご迷惑をおかけしません。

田中:それはいいですね。

綾城:騒音や振動が小さいと、作業者の健康への影響も小さい。また、水しか使用しませんので排水処理が容易で周辺環境への影響を抑えられますし、構造物の健全なところにダメージを与えず、劣化したところだけを工事することができるんですよ。ウォータージェット工法は、高速道路の指定工法になっています。

田中:みんなにやさしい工法なんですね。

綾城:独立するまでは土木建築の会社にいたんですが、2018年に、ウォータージェット工法をコア事業にした日本水機工を立ち上げました。

田中:日本水機工さんは創業から数年で、「清流の国ぎふ」SDGs推進ネットワークのゴールドパートナーに登録されていますし、働き方改革やSDGsに急ピッチで取り組んでいらっしゃいますね

綾城:私の会社は公共事業の指名業者なんで、入札時にこうした取り組みも評価してほしいくらいです。

田中:国土交通省の入札では、SDGsに取り組んでいると、少し加点されるようになっていますよ。

綾城:メガバンクさんでも健康経営とかに取り組むのであれば、その枠で融資がしてもらえるみたいですね。


創業からわずか数年で、
健康経営など認定取得。

田中:それにしても、ワークライフバランス推進エクセレント企業、ぎふし共育・女性活躍企業、岐阜市男女共同参画優良事業者、健康経営優良法人と、2021年から立て続けに認定されていますね。

綾城:私もワークライフバランスとか健康経営には賛成で、やっぱり従業員たちがオンとオフをしっかり区別しながら、本当に充実した人生を送ってくれて、長くうちの会社で勤めてもらいたいという思いでやっています。ただ、中小企業には少しハードルが高いとは感じていますが。

田中:私の会社も地域に根ざす企業として、SDGsを共通言語に岐阜県でいい形の共存共栄ができてこれば、それはいいやろね、なんて話はしてるんですよ

綾城:そうですね。SDGsに取り組む会社で異業種交流会みたいなことをして、そこにビジネスチャンスが生まれればと思います。岐阜県でSDGsのモデルケースができると楽しいでしょうね。

田中:私の会社は朝日大学さんとSDGsで連携協定を結ばせていただいているんですが、朝日大学さんを取材させていただいた時に、日本水機工さんの子ども食堂をお手伝いされていると聞きました。こうしたことはやっぱり綾城社長の強い思いで始められたのでしょうか?

綾城:三承工業の西岡徹人社長と懇意にさせていただいていて、三承工業さんを参考にさせていただいています。目に見える財産は会社経営には当然必要なんですが、西岡社長は見えない財産を持っていらっしゃって。人脈なんかもとんでもなくて、それがうらやましくて、西岡社長に教えてもらいました。
ただ、私は創業者なので、だんだんと従業員たちの本音が聞けなくなってしまって、これはまずいと思い、堀という女性スタッフに任せることにしました。現在も、女性活躍・働き方改革室長をやってもらっています。いろいろ話す機会とかも増えて、あ、そういうことを考えているのねって生で聞けるようになったんで、本当によかったなと思っています。

田中:堀室長が中心になって、ワークライフバランスや健康経営などの認定取得を進めてこられたんですね

綾城:私の発想には全然なくて。本当に?っていうようなことも、それで会社がよくなるのであればしばらく任せるんで、どんどんルールを決めてやっていってくれと。で、気づいたらこうなっていて、これがまだ完成形ではないのですが、従業員のエンゲージメントも匿名でアンケートしてみると、最初は辛辣だったのが、だんだんと理解してもらえるようになっています


SDGsでも、最終的には利益を出したい。

田中:そうはいっても、経営者しては売上も大切ですし、この両立が難しいですよね。

綾城:これはいろんな方にアドバイスされたんですが、専任部署やスタッフをちゃんと設置して、意見が通りやすいような環境にしないと、中途半端で終わってしまうよって。だから、一歩も二歩も下がって、いいたいことをごくりとのみ込んで。

田中:よく我慢されましたね。

綾城:いや、本当です、本当です。堀が働き方改革を一生懸命にやってくれたので、私は本業に注力できたんですよ。やっぱり、会社が利益を上げないと始まりませんから

田中:そうですね。続かないし。

綾城:熱中症対策でクールベストっていっても、経営者としてもない袖は振れないですから。私としても従業員の健康は大切だと考えており、会社として利益を上げることに集中できているので、堀にはとても感謝しています。

田中:SDGsも社内に浸透させていくのが難しいので、綾城社長の熱い思いも大切ですが、堀室長のような推進役が重要なんですよ

綾城:堀ともよく話しているんですが、SDGsでも最終的には利益を生み出していこうと。それは堀も理解していますが、すぐに利益を上げられるかっていうと、なかなか難しいですよね。

田中:SDGsもちゃんと儲かる仕組みをつくるのがまず第一で

綾城:いや、おっしゃる通り。

田中:ここを見失って、社会貢献だけだと、持続可能じゃなくなるから。

綾城:いや、本当ですね。


信頼関係を築かないと、
いい仕事はもらえない。

田中:そういった意味では、日本水機工さんのウォータージェット工法は、騒音や振動といった土木工事が抱える社会課題を解決してくれ、自然環境や作業者、それに、構造物にもやさしい。ただ、従来の工法よりもコストがかかるとなると、サステナビリティな価値を理解してもらうまでには時間もかかったんでしょうね。

綾城:立ち上げ当初は資金もないですし、金融機関も相手にしてくれなかったですね。岐阜市のアパートの6畳1室と、隣に小さな土場を借りて、創業メンバーたちと雨ざらしのなかで。ウォータージェット工法もイニシャルコストがかかるんですね。土木工事の重機のようなレンタルもなかったですし、トラックは知り合いの中古車屋さんに貸してもらって。
最初のころは本当に資金繰りが苦しくて。ただ、私は土木業界に二十数年いるんですが、綾城、独立したんなら仕事やるからって、お客さまにいっていただけて。もう涙が出そうなぐらいうれしくて。私はお客さまには恵まれていましたね。ウォータージェット工法を進めていく資金と人材の確保には苦労しましたが。

田中:そういったご苦労をされてきたんですね。

綾城:私には持論があって、営業マンって個人事業主と一緒なんですよ。会社の看板を背負って、個人商店のつもりで誠心誠意ぶつかっていかないと、お客さまから仕事はいただけない。お客さまは会社ではなく、綾城という個人に仕事を出してくれるんですよ

田中:独立される前から、個人事業主のつもりで仕事されてきたと。

綾城:自分で会社を立ち上げてからは、とにかく恩返しと、絶対に裏切れない、もうそれだけでした。お客さまには、とにかく品質の高い仕事でお返ししたい。従業員たちには前の会社よりも幸せに豊かになってほしいし、協力会社の方たちには、うちで仕事をしていれば安定して仕事があるみたいな。本当にみなさんに助けられてきた人生なんで

田中:綾城社長のそうしたご経験から、日本水機工さんでは、利他の心とか人間力を大切にされているんですね

綾城:私はうちの営業マンたちに、最初から技術やサービスを売るなって。もうずっとずっといっています。人間関係や信頼関係がないところに、仕事は絶対に生まれないって

田中:本当にそうです。

綾城:見積もりだけで選んでいただいたお客さまは、結局、長く続かないんですよ、やっぱり。私たちも利益を追求する会社なので、そういった仕事を続けていても、従業員たちを幸せにできないですから。人間関係とか信頼関係を築いておかないと、本当にいい仕事ってもらえないし、できないって思っています
なので、最初は見積もりだけそっと置かせていただいて、あとは自分っていう人間を理解してもらう。私は私のやり方がある、私の性格があるので、あなたはあなたの性格があって、あなたのやり方でやればいいと。どんなやり方でもいいから、まずはお客さまと信頼関係を築いてきてよというのが、私のモットーですね。
あとは、「思いがあれば夢は終わらない」とうちの経営理念にもしているんですけど、とにかく思いがなかったら何も始まらないよって。自分にこの仕事をやらせてほしいんだ、このお客さまとお付き合いしたいんだという強い思いがないと。思いが強いのと、思いがないのとでは、やっぱり成果って、全然違うと思うんで。まずは、自分で強い思いを持って、自分の言葉でお客さまにお伝えすると、理解していただけるんですね

田中:私も、田中さん、あんたに任せたいんだよっていってもらうと、本当に震え上がるほどやる気になりますもん。

綾城:本当におっしゃる通りです。


ウォータージェット工法は、
劣化したところだけを破砕。

田中:あと、NPO法人未来へのみちを立ち上げられていますね。

綾城:NPO法人未来へのみちはまだ2年ですけど、立ち上げの前から、岩田良代表に何度も何度もここに足運んでいただいて、岩田さんの熱い思いをお聞きして。もう協力しない理由が逆にないですよ、とにかく協力させてくださいって。

田中:岩田さんは、みんなにかわいがられる性格で、何か力を貸したいって。

綾城:そう。だから、どんどん協力してくれる方の輪が広がっていますよ。

田中:そうでしょうね。

綾城:先日も各務原で教育委員会さんとかと協議会をやって、私も岩田さんもよかったねって。また新しい目標や課題ができたよねって、これからが楽しみになりました。

田中:日本水機工さんの経営も順調だとお聞きしていますが?

綾城:そうですね。どちらかというと構造物の補修工事や補強工事などが多くなっています。まだ、ウォータージェット工法がそんなに普及していないんですね。高速道路では増えてきましたが。

田中:先ほど、高速道路の指定工法になっているとおっしゃっていましたね。

綾城:ポストコロナに向けた事業再構築補助金などを活用されて、たくさんの会社さんがウォータージェット工法に参入されてきました。ただ、この工法は安全対策をしっかりしないといけないので、ウォータージェット施工協会でも勉強会などを開きながら、みんなで盛り上げていけるようにしていますね

田中:高速道路の老朽化もかなり進んでいますから、ウォータージェット工法はこれからどんどん注目されていくのはないですか?

綾城:老朽化している橋や橋脚、トンネルなどが山のようにあると聞いています。

田中:ウォータージェット工法の一番の特長はどんなところですか?

綾城:コンクリート構造物ってどうしても経年劣化と、あとは融雪剤による塩害などで腐食するんですよ。それを補修しないと剥がれ落ちるので、とても危険なんですね。

田中:そうですね。

綾城:これをウォータージェット工法でやると、劣化したコンクリート構造物だけを水の力で除去できて、耐震構造上必要な鉄筋には一切ダメージを与えないんですよ

田中:ウォータージェット工法がさらに普及してくると、まずます優秀な人材を確保する必要がありますね。そういったこともあって、働き方改革やSDGsに力を入れていらっしゃるんですね。

綾城:そうですね。

田中:どの業界でも人材不足ですから。

綾城:そんななかで、昨年、区画線事業部っていうのを立ち上げまして。道路の区画線や路面標識などの復旧作業を始めました

田中:新しく事業展開されたと。

綾城:みんなの反対を押し切って私が立ち上げましたが、会社も潤沢に人材がいるわけではないので、ただでさえ人手不足なのに困るって。だから、今年の正月にみんなに約束したのは、わかったよと、1回立ち止まろうと。1回立ち止まって、足元を見つめ直して、会社を強靭にしていこうと。

田中:でも、そうした柔軟性もしっかり持っていらっしゃって。

綾城:いえいえ。

田中:本当に日本水機工さんって、私が持っていた土木会社さんのイメージとずいぶん違いますので

綾城:そういっていただくと、すごくうれしいです、はい。

田中:やっぱり、働き方改革やSDGsなど先進的な取り組みをされていると、十字架を背負うみたいな形になってしまって。先ほど、綾城社長がおっしゃったお客さまや従業員、協力会社への責任にも通じることだと思うんですが。

綾城:途中でやめるわけにはいきませんから。


朝日大学の学生たちと、
子ども食堂を運営。

田中:先ほどお話しました子ども食堂「みずいろ食堂」は、どういうきっかけだったんですか?

綾城:私の息子が8歳で、娘が6歳になるんですけど、コロナ禍で学校にも行けない。家族旅行を何回も計画したんですけど、緊急事態宣言で頓挫していくなかで、うちの奥さんも出ていくところもないし、子どもたちはずっと家にいるしみたいな。

田中:えっ、それがきっかけですか?

綾城:建前ではいろんなことをいってますけど、本当はそれで。だから、みんなが交流できる場所があったらいいよね。で、子どもたちがたとえ半日でもそこに遊びに行ったら、お母さんも一人になれるじゃんみたいな。正直、それがスタートでしたね

田中:でも、それも大事なことですね。

綾城:あともう一つは、こうやって地域に根差してやらせていただくなかで、私たちの仕事ってどうしても朝早くて夜遅い。で、今まで走っていなかった大型トラックとかが朝早く出ていく、夜遅く帰ってくるって、ご近所のみなさんには少なからずご迷惑をおかけしていますから。やっぱり地域に愛されないと持続可能な企業にはなれないと思っていて、ご近所のみなさんへの恩返しというか、ご迷惑をおかけしていますっていう気持ちからですね

田中:地域へも恩返しですか。いやいや、なかなかできることではないですよ。

綾城:ありがとうございます。

田中:朝日大学の学生さんたちと話をすると、日本水機工さんのみずいろ食堂が、いろんな機会になっているって。地域企業との連携もそうですし、やっぱり子どもたちとの交流の場になっているので。学生さんたちも最初は何となくやっていたのが、自発的になってきたりしているので

綾城:学生さんたちには本当に感謝しかなくて。法学部の学生さんたちが助けにきてくれているんですけど、4年生が卒業していくとゼミ生が少なくなって、ちょっと無理かもしれないっていう声がありました。法学部の教授には無理ならいってくださいと話をさせてもらっていましたけど、学生さんたちからやっぱり最後までやらせてほしいって、本当にありがたい言葉をいただけて。これで2年間、卒業生を見送ってますけど、何かねえ、本当に感慨深いんですよね。

田中:それは、じわっとくるものがありますね。


これからの時代は、
横のつながりも大切。

綾城:で、別のご縁もいただけるようになって、朝日大学ラグビー部の吉川充監督と懇意にさせていただいて。吉川監督もすごく熱い方で、うちの子ども食堂にぜひ協力させてほしいって、うれしいお言葉をいただいています。

田中:それはよかったですね。私も、大学時代はラガーマンでしたよ。

綾城:へぇー。今後、子どもたちにラグビー体験をしてもらうとか、なかなかラグビーにふれあう機会ってないもんですから。そんなことも、子ども食堂のなかでやっていきたいと思っています。

田中:そうやって、どんどん広がっていくといいですね。瑞穂市ともご縁を深められるいい機会になったことでしょうし。

綾城:本当です。

田中:瑞穂市では、こういったところではいろいろと取り組んでいらっしゃいますから。まだ数年しか経っていない日本水機工さんが、こんなにいろんなことに取り組まれて本当にすばらしいですね。

綾城:気の合う仲間と一杯飲みながら、最初はくだらない話から始まるんですが、それいいじゃんってなったり、じゃあこうした方がいいじゃない、ああした方がいいじゃない、なんてしゃべっている時が一番楽しくて

田中:わかります、わかります。

綾城:当然、本業の屋台骨があってのことですけど、いろいろと私も楽しい、周りも楽しい、そして、世の中にもいいことしてんじゃん、みたいなことがやれたらいいなっていう思いはたくさんあるので、たぶんまた何かしら始めるんじゃないですか。

田中:おー。

綾城:私は、これからの時代は横のつながり、当然、上下の関係もすごく大事ですけど、これをしっかり持っていないと、なかなかやっていけないと思っています、やっぱり。横のつながりがあると情報交換もできるし、新しい技術なんかでも、え、それちょっと教えてなんていう話もできるんで。だから、私は横のつながりで仕事も何の不安もなく、うちに任せてくださいっていえますし。これが、横のつながりがなかったら、やばい、これ現場回んないなとか思っちゃいますから。

田中:そうですよね。

綾城:で、ありがたいことに全国に仲間もできました。お客さまも全国展開されていると、今回は名古屋でやったけど、この現場終わったら、次は北海道だからついてこいよ、なんて。

田中:綾城社長の業界だけじゃなくて、どの業種とでもそういうところをね、今後はやっていかなきゃいけないですよね。

綾城:いやいや、本当にそうだと思います。

田中:今日はよい機会をありがとうございました。


TOPIC

  • 01 貧困をなくそう
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
※このターゲットはRe:touch編集部の視点によるものです
子ども食堂を真ん中において、
地域連携の輪が広がっている。
日本水機工は2020年にSDGs宣言。以来、地域の親子にSDGsを楽しく学んでもらうSDGs親子講座、フードロスを考えるイベント「MIZUフェス」の開催、読売わたしのKODOMO新聞コンクールでのSDGs出前授業など、多岐にわたるSDGsへの取り組みで、「清流の国ぎふ」SDGs推進ネットワークのゴールドパートナーに登録されている。
特に、2021年から瑞穂市只越で運営している子ども食堂「みずいろ食堂」では、朝日大学法学部の学生たちが子どもたちと一緒にゲームをしながら学べるようにするなど、地域の産学が協働して地域のまちづくりに貢献。これまでにプロバスケットボールチームの岐阜スゥープスとコラボしたバスケ体験を開催など、子ども食堂を真ん中に置いた地域連携の輪がどんどん広がっている。

Company PROFILE

企業名(団体名) 日本水機工株式会社
顧問 代表取締役社長 綾城光男
所在地 〒501-0231
岐阜県瑞穂市野白新田407番地3

Re:touch Point!

創業されて数年しか経っていないが、すばらしいサステナビリティ感覚。

Re:touch
エグゼクティブプロデューサー
田中 信康
日本水機工さんでは、綾城光男社長と女性活躍・働き方改革室長の堀亜紀果さんが、二人三脚で働き方改革やSDGsなどに取り組まれている。経営者だけでは手が回らなくなるので、こうした推進方法はぜひ見習いたい。社内にキッズスペースを設置して、子連れ出勤を可能にされているほか、独自の子育て支援休暇などは、堀室長の女性ならでは視点といえる。
こうした働き方改革やSDGsは従業員にいつまでも勤めてほしい、ほかの会社で働くよりも豊になってほしいとの思いから始まったものだが、その根底には昨今の人手不足という大きな社会課題がある。ただ、SDGsにしてもいつかは利益を出せるようにすべきとの認識が、綾城社長と堀室長でちゃんと共有できており、日本水機工さんでは働き方改革やSDGsが一過性で終わることはきっとない。
日本水機工さんが運営されている子ども食堂のお話のなかで綾城社長からお聞きした、「地域に愛されないと、持続可能な企業にはなれない」はまさにサステナビリティ経営の本質。創業されてから数年しか経っていないが、すばらしい経営感覚をお持ちだ。

※氏名・所属・役職等は、取材当時のものです(取材実施日:2024年3月)